テストエンジニアの仕事内容や、その先のロードマップについてなんとなくイメージができるようになったら、いよいよ「実際にどういう求人があるのか?」を確認してみましょう!
もしまだテストエンジニアのお仕事についてイメージができていない方は下記の記事を確認してみてください!
💡 ざっくりと全体像を知りたい方
💡 具体例で詳しく知りたい方
まず「やるべきこと」を調べる理由
当ブログでは、早い段階で実際の求人を見てみることをおすすめします。理由としては実際に転職するにあたって、今からやるべきことをはっきりさせるためです。
この記事の本題とは少し外れてしまいますが、重要な部分なので解説します!
「やるべきこと」はどうやって見つけるの?
まず、[ やるべきこと ] とは 「[ 目的地 ] と [ 現在地 ] の間に広がる [ ギャップ ]を埋める方法」であるとイメージしてみましょう。
①[ ギャップ ] とは [ 目的地 ] と [ 現在地 ] との間の距離
②[ ギャップ ] を埋める方法が [ やるべきこと ]
と考えると「やるべきこと」がはっきりして、遠回りをせずに済みやすいのです。例を挙げてみますので一緒にイメージしてみてください!
「ギャップ」を知って「やるべきこと」を考える例
まずは「ランニングの能力を上げたい場合」を例に考えてみましょう!
まず [ 目的地 ] と [ 現在地 ] を考えてみます。
- [ 目的地 ] : 近くの山の5kmのトレッキングコースを30分で走りきること
- [ 現在地 ] : 平坦な公園で全力を尽くしても1kmを20分程度で走るのがやっと
このように [ 目的地 ] と [ 現在地 ] が分かると自然と [ ギャップ ] が見えるようになります。
ではこの [ ギャップ ] はどう埋めていけばいいのか?それが [ やるべきこと ] です!
今回の例で言えば、「まずは平坦な公園で5kmを完走できる体力をつける」ことが必要だと思いますので、次のような [ やるべきこと ] が思い浮かびます。
- 腹筋やスクワットなどの筋力トレーニングをして基礎体力を底上げする
- 歩きも混ぜながら5kmを走り切ることで距離に慣れる
ここで、[ 目的地 ] と [ 現在地 ] を把握していない状態では、[ やるべきこと ] が明後日の方向を向いてしまうかもしれないという例を考えてみましょう。
- [ 目的地 ] : ジョギングしている人になんとなく憧れがあるので走ってみる
- [ 現在地 ] : 学生時代は体育が苦手だった
これだと先ほどのような具体的な [ やるべきこと ] を挙げるのは難しいということが、想像しやすいかと思います。
そして [ やるべきこと ] を間違うと、大袈裟ですが無理していきなり走って膝を壊したり…ということも考えられなくはありません。
「やるべきこと」は人それぞれ!
冒頭にお伝えしたとおり、[ やるべきこと ] とは 「[ 目的地 ] と [ 現在地 ] の間に広がる [ ギャップ ]を埋める方法」であると考えると、いろいろな物事がすっきりします!
そして [ 目的地 ] と [ 現在地 ] が人それぞれである以上は、[ やるべきこと ] も人それぞれ。
なので、未経験からIT業界への転職を目指している皆さんにはまず、この考え方で [ やるべきこと ] を探してみていただくことをおすすめします!
求人サイトを見てみよう!
当ブログをご覧の皆さんは「未経験からIT業界への転職を目指している」という想定なので、[ 目的地 ] は「転職する!」ではあるのですが、これだとちょっとはっきりしませんね。
先ほどの例で言えば「走る!」とだけ言っているのに近いのでもう少し具体化したいところです。
実際の求人情報で [ 目的地 ] を詳細化しよう!
この時点で具体化したいことは例えば、下記のようなものです。
- その募集の要件の例
未経験歓迎だがExcelが使えることが必須になっている
プログラミングの経験が歓迎されている
など - その他の要件
募集期間はいつまでか?
募集人数は何人か?
ここまで、調べることができると例えばですが、
- [ 目的地 ] : 9月中までに、Excelが使えて(必須)、プログラミングの経験がある状態(推奨)になる
- [ 現在地 ] : Excelは業務で使用していたが、プログラミングの経験はゼロ
などということが分かります。ここでさらに「募集期間」の条件を見ることで、「期間が短いので推奨レベルであればプログミングの勉強は置いておいて早速応募書類を作ろう」といった判断もできますね!
求人サイトはどこを使えばいい?
エンジニアの求人は結構いろいろなところにあって、特に未経験の場合どこで探せばいいか迷ってしまうかもしれません。
ここではいくつかおすすめを紹介します!
- doda
※テスト業務の求人の探し方
トップページの中ほどにある「職種から探す」から「SE / インフラエンジニア / Webエンジニア」を選ぶ
検索結果のページに来たら左側の検索条件を設定できる欄で「品質管理」「QAエンジニア・テスター」を選ぶ - マイナビ転職
「正社員 テストエンジニア」などのキーワードで検索 - 地元求人誌のサイトなど
特に家から通える場所で探す場合は地元求人誌は案外利用されることもありますのでチェックしてみてください!
検索ワードについては「「テストエンジニア」ってどんなお仕事?初心者向けに解説!」でも解説していますので、よかったら読んでみてくださいね。
転職エージェントを駆使しよう!
ここまでは求人サイトで自分から探しに行くパターンを解説してきましたが、当ブログでは同時に転職エージェントへの登録もおすすめしています。
転職エージェントと聞くとなんだか不安な感じがしてしまう人もいるかもしれませんが、おすすめの理由を解説してきますね!
転職エージェントで [ 現在地 ] を調べよう!
転職エージェントを使う一番の理由は [ 現在地 ] のひとつである「あなたの市場価値」を知れる、ということです。
求人サイトで自力で検索した場合に比べると、エージェントに条件を伝えるとそれに見合った求人を紹介してくれる、という特徴があります。
「見合った求人」というのはつまり「あなたの(労働市場での)市場価値」のことなので、例えば「どのくらいの給料が適正なのか?」や「リモートワーク可の求人が見つからなかったがそういうものか?」などが分かるようになります。
そして、転職エージェントを使うもう一つの理由は「非公開求人」を紹介してもらえることです。つまり求人サイトでは見つからない求人がそれなりの数で見つかる可能性があるので、「非公開求人」のみを目的として登録するのも十分にアリだと思いますよ!
ちなみに求人は、「求人サイト」 ⇒ 「転職エージェント」の順番で探してみることをおすすめします。
まずは求人サイトで調べた際に、気になったことやもっと詳しく知りたいと思ったことなどをメモしておいて、転職エージェントで確認する、という流れだとエージェントへの相談がより有意義になると思います!
転職エージェントとはどう付き合ったらいい?
特に人付き合いが苦手な人などは「転職エージェントと話すのが嫌だ」と思うこともあるかもしれません。
特に電話が来ると「出なきゃいけない感」が強くなるのでメールでの連絡をお願いしましょう。
転職エージェントにとってはあなたはお客さんなのでメールの返信も義務的に感じなくて大丈夫です!
基本的にはメールでのやりとりが多くなると思いますので、メールを書く練習だと考えてもいいかもしれません。転職エージェントは長く付き合う可能性もあるので、疲れないことを意識するといいですよ!
💡 現時点で「転職エージェントに登録したくない」という場合、転職後でもいいので登録を検討してみてください。
もしかしたら今の仕事内容と収入が全然釣り合っていない、なんてこともあるのです…
条件にあうものが見つからない場合のおすすめ対処法!
さて、「求人サイトでの検索」と「転職エージェントからの紹介」のどちらでも、希望の条件に合う求人が見つからないこともあるかもしれません。
その場合は少し条件を妥協したり、スキルを磨いたり…といった、条件を広げることを考える前に、もうひとつ探し方をご紹介します。
それはGoogle等の検索エンジンで「直接企業の採用ページを見てみる」です!
多くの企業のホームページには「採用情報」というページがあるので、そこで条件に合った求人が無いか探してみてください。
というのも求人誌などに掲載するのには結構なお金がかかるので、「社員からの紹介」や「自社サイトに求人を載せる」ということで採用活動にかかる費用を節約していることもあるからです。
例えば地方で働きたい場合に「○○県 開発会社」や「○○県 検証業務」などと検索してヒットした企業のサイトを見てみると、案外求人サイトに載っていない情報があったりします。
まとめ
今回は「求人情報を見ておくことで、やるべきことを整理してみよう!」という提案をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した「やるべきことの見つけ方」は、転職が成功したあとも、いろいろな場面で使える考え方なのでぜひ使ってみてくださいね!